ごみっと・SUN45号
前に戻る 以前、ごみかんが企画したのは「五感を使った中間処理場見学と、古紙の仕分け体験」だが、人数を聞いてびっくり! 4クラス157名。 大型バス4台で移動するとのこと。 「東村山市の秋水園で受け入れ可能か?」「トイレや昼食はどうする?」「古紙の仕分け実習も複数の現場の受け入れが必要だし…」などなど沢山の問題があった。 秋水園の見学は東村山市環境部の工夫で見学コースを4つに分け、古紙の仕分けは東多摩再資源化協同組合の紺野理事長のご尽力により、4社の工場に分散して体験することになった。 トイレも昼食の場所も何とか確保できることになり、企画案がやっと確定できた。 また、学習効果を高めるためには、この体験学習だけでなく、事前学習でごみ問題と環境に与える影響を学び、さらに事後学習として、体験したことや学んだことを発表すると…いうことを提案し、学習の中身をさらに充実させるためのお手伝いもすることにした。 見学コースと担当を決めた綿密な計画書を作成し、朝から職員総出で説明や危険防止のためのガイドをしていただいた。
人手で行う不燃ごみのさらなる分別、除去作業。間近かに見る可燃ごみのピットと大量のごみ。 ごみの臭い、選別・破砕作業の騒音の中、働く人と同じ場所での、まさに五感を使った学習となった。 4か所の古紙問屋に移動して仕分作業を体験。 現場は回収された古新聞の束が6メートルもの高さに積まれていて、次々にトラックが到着しては古紙を降ろしていた。
作業はビニール紐を切り、ダンボール、雑誌、
勤労体験ともなった作業のあとで、古紙問屋の社長さんから「暑い日も寒い日も、毎日こうした作業を行うことで紙がリサイクルできていることを、覚えておいてほしい」というお話を聞くこともできた。 中学1年生の女子にとっては、臭いも音も作業も体験も、印象に残る一日になったに違いない。 全面的ご協力いただいたみなさま方に、心から感謝申しあげます。
ごみ・環境ビジョン21理事 宮島和朗 |