東京都環境学習リーダー講座で活躍
2002年12月

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  このところ講師派遣依頼が相次ぐごみかんですが、11月の東京都職員研修に続いて、12月は環境学習リーダー講座の企画、案内、講師を務めました。

  体験を重視した内容にという環境学習センターの希望を聞き、現場に強いごみかんの力を発揮するチャンス!とばかりに企画を練って実現した講座は「東村山市をバスで移動し、現場を体験し、感じ、考え、最後にごみ減量プランをまとめる」という究極の1日コースでした。

秋水園でごみ処理の原型を見る

  秋水園は東村山市単独の可燃、不燃、資源、し尿とすべてそろった年期の入っ処理施設です。ごみを処理しているところを、こんなに間近で見る体験は、そうできるものではありません。
匂いも音も、寒さも全て感じる秋水園。最新の近代的なごみ処理施設とは違うインパクトがあります。

  また、東村山市は99年から生ごみの分別回収の実験を実施していますが、約650世帯の生ごみが処理されている大型処理機の前では、興味が尽きず、質問攻めにしていた受講生もいました。

「お稲荷さん」と格闘する

  古紙回収の現場体験ということで協力いただいたのは日興紙業さん。
この道40年の社長さんから作業内容の説明を受け、組合理事長の紺野武郎さんからは、古紙回収業界の現状を解説していただきました。

  そして、到着したばかりのトラックからドサッと下ろされた、新聞古紙の山。
ここから禁忌品のビニールひもや茶袋(朝日新聞が配付している回収袋)を抜くという作業体験です。
この業界で「お稲荷さん」と呼ぶ末晒(みさらし)の茶色の袋は、紙質が違うので新聞古紙と混ぜられないのです。

  受講生は回収に出した後で、こんな作業があったのかと驚きつつ、やりだすと止まらなない勢いでトラック1台分の仕分けが完了しました。

市民と行政の協働とは

  市営の美住リサイクルショプでは、運営委員と行政の協働による啓発活動の場を見学し「持続可能な社会に向かうために」の講義のあと、ごみ減量プランをまとめるグループワークを行いました。
グループごとに、学校、集合住宅の管理組合、ラーメン屋など、思い思いの設定でユニークなごみ減量プランができあがり、発表をして講座を終えました。


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