Q: 市民の意識を高めるために、どのような手法を採っているのでしょう?
A: たとえば、小中学校の副読本で、かなりしっかりしたものを作っています。 カナダは森林を産業としている国なので、もともと水や森林資源に対する環境教育には力を 入れていたという歴史もあるようです。
Q: について、もう少し詳しく数えてください
A: RRFBは、行政側(州政府・ノバスコシア州環境労働局・州の都市自治体代表など)4名、 市民側(リサイクル企業代表・技術者代表など)7名の計11名で、基金執行役員(Board of Directors)を構成しています。 自治体が施設を作り、運営は民間で、という公設民営の発想で、運営資金は基本的に、 デポジットで得た資金で鮪います。
Q: ごみの量はどの位減ったのでしょう?
A: 1990年度では1人あたり年780kgだったのが、2000年度には年380kgまで減りました。
ただし、この数値の中には、産業廃棄物も含まれているため、実際に個人が出している 量はもっと少なくなります。
Q: 行政は、どう税金を使っているのですか?
A: 基盤整備のための初期投資として、最初に49億円かけていますが、ランニングコストに 開しては、税金の投入はせず、RRFBからのお金で運営しています。
Q: 企業は、どのように協力しているのでしょう?
A: “ごみになりにくいものを作って”との要請に、企業側もある程度応えている、 と聞いています。
デポジット自体、企業の負担にもなる制度です。
そのため、牛乳関係の企業は“これは食品なんだからデポジットからは除外して”と主張し、 かなりもめたようです。
Q: 堆肥の使い途は、州内で消費されているのでしょうか?
A: 品質の高いものは農業・家庭菜園用に、低いものは土壌改良剤として使用し、 州内で消費されていると聞いています。
もともと、生ごみ堆肥化は “とこかく処分場への負荷を減らす” という目的で始まったため、 堆肥の使い途や質を上げる、というのは今後の課題になるでしょう。 |