ごみっと・SUN47号
韓国からのお客さまを迎えて


05年2月19日
 外務省の外郭団体である独立行政法人・国際交流基金の招きで来日した4名の韓国環境NGOメンバーを事務所に迎えました。
 メンバーは…
朱 善姫(ジュ ソンヒ)さん…環境運動連合
姜 a廷(カン ミンジョン)さん…ごみ問題解決のための市民運動協議会
閔 盛煥(ミン ソンファ)さん…環境と公害研究会
柳 鍾盤(ユ ジョンバン)さん…緑色連合
女性2名男性2名と通訳の森下隆雄さん(社団法人・国際交流サービス協会)の5名でした。

ごみかんの事務所を訪れ、交流をしたい
…という受け入れ要請があった時には、ごみかんの活動が認められたと嬉しく思う
反面、海外のお客さんを、古くて狭い事務所に迎えるのはどうだろうか…との思いもありました。
しかし、ごみ問題に取組んでいる日本のNPOのひとつとして、ありのままを見てもらおうと考え、
お受けすることにしました。

ぼろは着てても心の錦
 部屋が粗末な分、心を込めてお迎えようと、資料を作り、部屋を整頓して温め(北向きの部屋なのでなかなか温まらない)、準備
しました。ところが、到着予定時間の10分ほど前、突然の停電!
 調べてみるとフューズが飛んでしまったのです。
替えのフューズも工具のドライバーもないし、今どきフューズなど売っているのかと危惧しながらも、電気屋さんを探しにメンバーが街へ飛び出す…などてんやわんやのうちに韓国からのお客さまが到着しました。

 照明もつかず暖房もない部屋でコートを着たまま…「これぞ完璧な省エネ!地球温暖化の防止のためです」などとジョークを交えてごみかんのプレゼンテーションを始めました。
 内容は…
 @設立の経緯
 A組織の概要
 B主要な活動内容
 C課題
 D活動事例…等

 通訳の森下さんの補足説明を交えた上手な通訳でスムーズに運び、途中で明かりと暖房が回復、とたんに拍手が起こり、明るい雰囲気になりました。
コーヒーメーカーも働き出し熱いコーヒーが入り、活発な質問や意見交換が始まりました。

 質問は財政から始まり、環境劇団「ビジョン座」のこと、レジ袋削減活動、容器包装リサイクル法改正運動では、特に熱心なやりとりがありました。

韓国では「一回用品使用規制」で
 店舗での使い捨て容器やレジ袋等を対象とした
使用規制が実施されており、スーパーではレジ袋
の無料配布の禁止(50ウォン〜100ウォンでデポジット制)…これで62.6%削減。食堂では使い捨て食器が禁止され、ホテルの歯ブラシも有料となっている。

 「EPR(拡大生産者責任)」は紙パック、びん、缶、プラスチック容器をはじめとしてタイヤ、電池、電子製品、蛍光灯など18品目に適用されている。
企業は直接収集を行うか、自治体が集めたものを購入してリサイクルする。

 現在の費用負担割合は自治体30%、企業70%程度、将来は100%企業負担を目指している。
この制度にもかかわらず、リユース容器は減少しPETボトルが急増している。
ビールもPET入りが発売され10%以上のシェアとなっているため、現在、多様な法制度を導入するよう働きかけを強めているところだ…などなど。

心を込めてお迎えしたこと
 停電というハプニングが意図しない演出効果になったなど、予定の2時間を50分もオーバーしての意見交換は大変盛り
上がり、資料やおみやげを交換して、お互いの健闘を誓ってお別れする頃には、外はすっかり暗くなっていました。

ごみかん理事 宮島和朗


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