学校生物センター
 

  門を入って木漏れ日の広大な林を抜けていくと、平屋造りの建物と庭園が見え、数名の
ゲストに大きな身振りで説明している、長身の男性が見えた。

 彼がこのハノーバー市立学校生物センターの主ヨークさんである。
庭園はいくつものパートに区切られていて、ふだん食べている野菜の生育や由来を学ぶ畑
(わたしたちも葉や根をそのまま試食)、感性を育てる「色の庭Jや「匂いの庭」、遺伝の仕組みが目で見てわかる花園、体の形のモザイクが路上にある薬草園(どこに効くかを実際に置く)、そして驚いたことに、有毒植物の一角まであった。

 このセンターは、面積が7ヘクタール、1974年から学校に植物を配布、1982年に学習の
ための施設として設立された。
 ハノーバー市内とその周辺の小・中・高160校がクラス単位で利用し、2日間から1週間の
授業を行っている。教師をめざす学生や、学校の先生への指導もしている。

 現在はテーマが植物だけでなく、エネルギーなどにも及んでいる。

 
匂いの庭で、ヨーク氏を囲んで

大切なのは、心に訴えること、いろいろなことに気づくこと
・・・・・だという。

薬草園

人の形がレンガの上に書かれている
薬草がきく臓器の上に置く
この工夫でどこに効くのか一目瞭然である

車、落ち葉、紙、生ごみ、プラスチック
などに分けた容器が4列 (4年分)並び
分解の度合いが一目でわかるようになっている。


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