写真集・エコステーション
 

☆  朝 市

 

 

 ちょうど土曜日だったので、ミュンスター(大聖堂)前の広場では、大規模な朝市が立っていた。

 トマト、キュウリ、茄子、インゲン、
ちしゃ、瓜、赤や黄色の特大ピーマン(そのままかじる、甘いっ!)などの新鮮な夏野菜。
いちご、キイチゴ、桃、プルーン、ブドウ、プラム、りんご(手のひらに入るらいの、皮ごと食べると超美味!)と日本の気候でいえば春から秋までのラインナップをいっぺんにそろえた果物。

 はだかで積まれた卵(紙製のリユース
パックに欲しいだけ入れて買う、パックは次回に返している)。

 なぜか日本のよりずっと色鮮やかな花などの生鮮品を中心に、自家製のワインを瓶に詰めて売るおばあさん、木製のおもちゃを並べた東洋人のテントなど、大変な活気でわくわくした気分になる。

 男も女も、布袋を二つ三つ持って、アルミのバケツに入れて計ってもらった野菜や果物を、直に入れて買っていく。
私たちも“フライブクロ”をさっそく活用して、買い物を楽しんだ。


 


☆ スーパー、デパート
 野菜や果物をたくさん買い込んだので、ハムとチーズとパンとワインを買って、夕食はホテルの部屋で宴会をしよう、ということになった。

 デパートやスーパーの食品売り場には、迷うほど種類の豊富なハムやソーセージがならんでいて計り売りで買える。
果物や野菜もほとんどはだか売りだ(自分で計って金額のシールを貼る)。

 買うときに上乗せされたびん代は、空びんの返却コーナーに返すと戻ってくる仕組み。

 単品の投入口とケースごと返す口のある返却機には、絶え間なく人が並ぶがなぜか男性が多い。そういえば、街中のリサイクルポストでも子ども連れのパパの姿が多かった。
幼児は父親のガッシリした腕に抱かれてポストに投入し、遊びのようにしてリユース、リサイクルを身につけていくのだろう。

 お菓子などの袋には、DSDの緑の点がついていてリサイクされる。
飲み物は、紙パックやワンウェイのペットやびん入りもあるが(前述のとおりこれが増えつつある)、それでもまだ圧倒的に多いのは、リターナブルびんだ。

 

 レジ袋はもちろんなく、皆、袋や大きなバッグ持参の買い物スタイルだ。
スーパーの出口には、不用なパッケージを捨てていく分別カゴが設置されていて、家にごみを持ち込まない配慮は心憎いばかりだ。

 



ページトップへごみ箱・リサイクリングポストめぐりへ