ごみっと・SUN62号
リサイクル工作・紙トンボ[夏休み・環境教室]
ごみかん理事の講師報告
全国どへでも
ごみと環境に関する出前教育
引き受けます。


 子供たちの夏休みが始まってまもない7月26日、小平市環境部が主催する「夏休み環境教室*
紙トンボを飛ばそう!」の講師を務めました。
内容は「ごみ減らしの話」と「リサイクル工作
《紙トンボ》」です。   


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第1部 ごみ減らしの話
 テーマはごみかんで力を入れている「レジ袋の削減」とし、説明資料として「レジブクローものがたり」のミニ紙芝居版を使いました。

 「買い物にはマイバッグを持っていったり、レジ袋を何回も使うことで、ごみになるレジ袋を少しでも減らしましょう。そして、今日聞いた話を家に帰ってお母さんお父さんにも伝えてください」と呼びかける内容です。

 ミニ紙芝居は牛乳パックを材料に手作りしたもので、第2部で行うリサイクル工作との関連を持たせるために使いました。

 話し終わって参加した子供から「レジ袋はごみ袋として使ってるので無駄ではない」との反論もあり、「ごみ袋として使うのはいいね。
でも余って無駄になっているものが多いよ、帰ったら調べてみよう」と回答。レジ袋減らしの理解が進んだと感じられました。

 

第2部 リサイクル工作《紙トンボ》
 私は、以前から自然のすばらしさ、手作りの楽しさを伝えたいと竹とんぼ作りを指導してきました。

 これに加えて、ごみを減らし資源を大切にするためには『もったいない』と思う心と身近な物を工夫して使う知恵を伝えたいと考え、牛乳パックを使ったリサイクル工作を考案し実践してきました。

 紙トンボもそうしたメニューの一つ。
牛乳パックと使用済みの竹串を材料にした工作で、簡単に作れ、飛ばして遊ぶこともできるので人気があります。

 参加者には牛乳パックをリサイクルに出す状態(洗って、開いて、乾かして)にして持ってきてもらいました。

 まず、牛乳パックに直線を引きこの線に沿ってまっすぐに切る練習です。厚みがあるのでまっすぐに切るのは結構難しい。次に、牛乳パックに紙トンボの羽根になる2.4×10pの短冊を製図し、ハサミで切り取ります。

 小学校低学年の子どもたちには定規の使い方から説明します。
少数点のある数字は難しいので、白板に定規の拡大図を描いて2.4pの場所を示し、直交する線を描く三角定規の使い方も図解します。

 切り取った短冊の中央に千枚通しで穴を開け、ホチキスで両端をとじ合わせ、竹串を差し込んで完成です。

 最後に、飛ばし方の指導と遊び方の紹介をして、天井の高いプレイルームで飛ばして遊びました。
全員楽しく遊んだあと、大切そうに紙トンボを手に帰りました。
レジ袋の話も、楽しかった紙トンボ作りと共に記憶に残り、時折思い出してくれると期待しています。

宮島 和朗


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