ごみっと・SUN58号
どうなる?「改正容器リサイクル法」自治体への「資金拠出制度」議論始まる! |
容リ法の改正を求める全国ネットワーク 事務局 服部美佐子
改正法案の省令のうち、08年に施行される「資金拠出制度」の審議が始まりました。 3R全国ネットではレジ袋の有料化への働きかけやプラスチック製容器包装の調査などに取り組みます。
汚れたプラスチック製容器包装を集めないようにすれば、その分の再商品化費用が安くなるので、効率よく集めた自治体に拠出しようというのが「資金拠出制度」です。 内容を検討する審議会は12月に始まり、2〜3月に骨子案が出て、7月頃公布予定、08年から 施行されます。
要はEPRと似ても似つかない「お金の配分」ですが、今のところ、議論は抽象的で進展がありません。 60億円の半分で30億円?という説もありますが、プラスチック製容器包装のリサイクル費用が高止まったままなので、いざ拠出するときになったら「お金がない」ということも考えられるからです。
それにプラスチック製容器包装のベールの質をよくするには、啓発や選別などお金がかかります。 審議会では「分配される分より、持ち出しの方が多くなる可能性もある」という意見も。 どのような仕組みになるのか、先が読めない状態です。
チームには3R全国ネットのメンバー以外に、レジ袋削減の取り組みを進めている市民が参加しています。 ● スーパーなどの協力を得て、店頭で全国統一アンケート調査を実施する ● 西友、サミット、イオン、ヨーカ堂との話し合いを持つ ● 1月に有料化を実施する杉並区のサミットと京都市のイオンへ支援の呼びかけをする、 などの活動を予定しています。
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