ごみっと・SUN55号

進め容器包装削減!

容器包装削減実行委員会報告-9


 

日本チェーンストア協会
環境ワーキンググループとの意見交換

 約20社ほどのスーパーの環境担当者が出席するチェーン協の会合の時間を1時間いただき、意見交換をしました。チェーン協としては、容リ法改正の省政令にレジ袋の50%削減を盛り込むよう、環境省・経産省と交渉を続けているとのことでした。
地域的な有料化の取組みには、協会としてはそれぞれの事業者の判断であり、意見を言える立場にはないが、あくまでも全店舗での取組みが重要である、との姿勢でした。
貴重な意見交換の場となりました。

大学生協で全国初の取組み
レジ袋を有料化した千葉大学生協訪問

 千葉大学西千葉キャンパスでは、今年の5月8日から学内の生協のレジ袋を有料(5円)にしました。昨年の有料化実験で出口調査のアンケートを実施したところ、85%が賛成という結果だったことから、有料化に踏み切ったものです。

 実際にレジ袋を5円で買う学生は5%前後しかなく、見事に大幅削減に成功しています。
レジ袋の売上金と削減分の約95%のレジ袋代は「れじぶー基金」として積み立て、環境目的で使うことになっています。

 実施の原動力になったのは、環境問題に取り組む「環境ISO学生委員会」(約200名)で、エネルギー・ごみ・環境教育などさまざまな分科会ごとに活発な活動を行い、ISO14001の書類作成なども学生が手がけているそうです。
指導する倉阪秀史助教授と学生委員会委員長の藤原加奈さん、千葉大生協の伊藤敏幸さんにお話を伺いました。
キャンパス内の「生協ライフセンター」に行ってみましたが、コンビニを大型にした感じの店舗で「これならどこの大学生協でもやればできる」と思いました。

 「環境」と名のつく学部がある大学は大変多くなりましたが、まず足元の大学生協から、レジ袋の廃止や有料化を始めてほしいものです。

ごみかん理事 江川美穂子

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