ごみっと・SUN47号
進めレジ袋削減!

レジ袋削減・実行委員会報告 No.2

 

  1月27日に、第2回東京・レジ袋削減実行委員会を開き、杉並区や日野市などの動きについての情報交換や、今後の取り組みについての相談をしました。
「西友本部への訪問」は、2月21日に決定しました。
  杉並区と日野市に特筆すべき動きがありました。
杉並区が日野市を訪問し、レジ袋の無料配布中止に向けて両者が連携していくことになったことです。
レジ袋無料配布中止への取り組みを自治体の間に波及させる核となることを期待します。
  また、昨年10月に開催した「レジ袋削減!活動交流会」がきっかけとなって、2月10日の小金井市消費者団体連絡会主催の学習会に、スーパーのオーケーとともに日野市民が招かれたことも報告されました。
  今後の取り組みとして、まず多摩地域のマイバッグ運動の現状を把握することや、各地の先進的なマイバッグ運動に対し、レジ袋無料配布中止での連携を呼びかけていくことを申し合わせました。

実行委員4名、西友を訪問

  西友本部のコーポレート・アフェアーズ社会環境グループの担当者を実行委員4名で訪問し、
 レジ袋の無料配布中止について情報交換を行いました。

●西友の状況説明
  レジ袋にかかる経費は西友全店で袋代が10億円、レジ袋辞退者への特典の費用が数億円、
 再商品化委託料が1億円にのぼり、レジ袋の無料配布を中止したいのはやまやま。
 しかし地域で、スーパーだけが実施したら、お客に地元商店などへ逃げられる恐れがあり、リスク
 はおかせない。八方ふさがりの状況にある。

●日野市の状況説明(自治体の取り組みの事例として)
 日野市のマイバッグ運動の認知率は91.5%。
 また、マイバッグ持参意向率は92.5%で、うち、45.9%はマイバッグ運動による増加分。
 しかし、レジ袋辞退率は25%前後で足踏み。原因はレジ袋の無料配布自体にあり、その比率を
 高めるには、無料配布の中止しかない。
 レジ袋無料配布中止のための条件は…

@マイバッグ意識の浸透
A行政の主導・支援
  B競合店の同時実施…の3つ。
 日野市の場合、@はマイバッグ運動が奏功しクリア。AとBについては、市の施策として推進し、
 事業者や市民の協力を求めていく(一種の行政指導)。

<訪問での収穫>
 市民団体の活動、自治体の取り組みに関心を持ってもらえたこと。

小金井市の学習会

  小金井市の学習会に講師として呼ばれ日野市の取り組みについて話してきました。
 この学習会はマイバッグ運動に限界を感じ、日野市やオーケーの事例を参考にしながら、
 次のステップを模索するために開かれたものでした。
 どこのマイバッグ運動も同様な状況に直面しているのではないかと思います。
 どうしたらよいかをいっしょに考えませんか。

小野寺勲(東京都・日野市)


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