新聞紙で作るコサージュ

 

  今号の特集にもなったシンポジウムに参加された方は、
4人のパネラーとごみかんスタッフの胸を飾った“コサージュ”に気づかれましたでしょうか?
 実は、あのコサージュは新聞のカラーページを切り抜きボンドで貼り合せた私の手作りでした。
昨年の秋、家内が作っているのを見かけ、作り方や出来栄えをあれこれ評論(アドバイスのつもり)していたら、やや切れた様子で「そんなに言うなら自分でやってみたら!」。
場の雰囲気から引っ込みがつかなくなり、古新聞の束を解いてカラーページを探し、道具箱を持ち出して作り始めた。

 最初の作品にしては良い出来栄えで、新聞のカラーページが材料とは思えないイメージのコサージュにすっかり嵌ってしまった。
 新聞はたった一日で古新聞と呼ばれ、リサイクルに回されるのが関の山。コサージュになり女性の襟元を飾った方が紙も嬉しいに違いない。
古新聞にもう一度命を与えるべく形や作り方などをいろいろ工夫した結果、家内が教わってきたコサージュとはかなり異なったものになった。

 持続可能な社会とは…“少ない資源やエネルギー消費で、充実した人生を過ごす術を見出すこと”と考えてさまざまな活動をしているが、古新聞を材料にするコサージュ作りも新しくメニューに加えることにし、シンポジウムではパネラーに着けてもらった。
その後、娘の結婚式でも、招いた親族に記念品として贈るなどした。

 意外性があり好評で、作りたいとの問い合わせもあり、作製手順をホームページに掲載した次第。素敵な色合いのカラーページを探すのも新聞を開く楽しみに加わり、作品は自分で使っても良いし、プレゼントしても喜ばれます。

 皆さんも作ってみませんか。独りでも家族や仲間と一緒ならばより楽しい。
お気に入りのティカップでダージリンにレモンを浮かべ、スコッチケーキがあれば豊かな気分になること請合い。
エリザベス女王の気分で!

各種の必要なサポートも用意しています。問い合わせて下さい

ごみかん理事 宮島和朗


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