ポケットに入る太陽電池 “バイオレットソーラーギア”
お久しぶり、ごみっとかーさんです。
オートバイで長距離の一人旅や、山の中でキャンプをしながら数日間を過ごすことが好きな私は、実はこんなものがあればいいな…とずっと前から思ってていたのです。
さて、5月初旬の天気のいい日に、屋外に置いて充電の様子を調べました。電池を入れないでテスターで測定すると、5.8Vもの電圧が出ています。(カタログでは最大出力:750mW(4.8V 155mA) 翌日、日当たりのいい場所に車を移動させ、車の天井の上に置いていたら昼頃に単3電池2本の充電完了のサインが確認されました。さらに、次の2本の充電を開始。真昼の天頂からの日射は強烈で午後4時頃には充電完了。
この4本の単3電池で5年程前に購入した古くて消費電力の大きいデジタルカメラをテストしてみました。
しかし、使ってみるとカメラはメモリーいっぱいになるまで撮ってもまだ余力充分でした。普通のアルカリ乾電池なら最後の頃にもう1セットの電池交換となるはずなのです。電気をたくさん消費する古いカメラが余裕で使えているのです、驚きでした。 セットの中には、他のモバイル機器(ポータブルCD・MD、PDAなど)にも使えるようなキットが入っていたのですが、残念ながらふさわしいモバイル機器は持っていませんでした。携帯電話の充電も出来るのですが、山の中は「圏外」であることが多かったり、移動したりするので、今回は試しませんでした。
今、国内の電池全体の総生産量は49億個。使用済み乾電池の大半はそのまま埋め立てられています。
さらに亜鉛、マンガン、ニッケルなど資源の有効利用の観点からも積極的にリサイクルを進めていく必要があります。国内の乾電池流通量は年間49億個(6万〜7万トン・電池工業会の推計)で、野村興産が請け負うっているのは約1,950自治体(全自治体の約6割)から年間約7億本(1万トン)を回収、テレビの磁石部品の原料などに再生しています。
いずれにせよ、ここでも電池生産者は作るだけ作って儲けて、後始未は税金、そして環境汚染です。
こうしたことからも、乾電池を充電式に替えれば500回は使えるとしていますので、資源とお金や税金の大きな節約になるでしょう。この「バイオレッタソラーギア」と「バイオレツタ電池」は商用電力100Vから充電するものと比較しても価格もそれほど違わないようですが、実用の面では安定供給の出来る家庭用電源の充電器にはかないません。
しかし、自然エネルギーを利用した充電器は、子どもたちの教育の面や、アウトドアでの使用、より自然に暮らしたい人にとっては大変魅力的な製品でしょう。 記:大沢 豊(東京・立川市在住)
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