レジ袋削減!活動交流会2004・記録集

【概要紹介】

  私たちが、普段何気なく買い物の際にもらうレジ袋ですが国内で年間400億枚も使われています。
このために限りある石油資源が4.6億リットル、家庭の200リットルの風呂桶に換算して320万杯も使われています。また、1度使われたレジ袋の多くはごみになっています。
大切な資源の無駄使い、ごみとして焼却されることで大量の二酸化炭素を出す原因ともなり地球温暖化・異常気象の原因ともなっています。

  ほんの少しばかりの気遣い“買い物袋を持参”でレジ袋は大幅に削減することが出来ます。
レジ袋削減を通して本格的なごみ減らしへの「気付きのキッカケ」にもなります。
東京・三多摩の先進的な市民団体の活動、レジ袋の無料配布の中止に成功して業績を伸ばしているスーパーの事例を共有して活動を広めるべく、活動交流会を開催しました。

  どの市民団体の活動も、行政・事業者が互いの特長を活かして連携して活動している点が注目されます。
レジ袋削減運動ばかりでなく、市民運動のあり方、行政と市民の協働のあり方としても良い事例であります。

 ごみ問題と真摯に向き合う市民、議員、自治体職員、事業者など多くの方々に読んで頂きたい。

 ☆ 目 次 ☆
T 東京都の「環境にやさしい買い物キャンペーン」・・・・・ 東京都・生活文化局
  1.「いりません きょうから私は マイバッグ !! 」
  2.都内78,439店舗が参加 !
  3.地域に広がる様々な取組み
  4.今年度は全国一斉キャンペーンに
  5.具体的な活動内容
  6.グリーンコンシューマー奨励賞
  7.冊子『考えよう! 地球と買い物のつながり』
U レジ袋の有料化に成功したスーパーマーケット ・・・・・ オーケー株式会社
  1.低価格維持のためのレジ袋の有料化
  2.トレーを使用しない販売にも力を入れています
  3.レジ袋辞退率は80パーセントにもなった
V 多摩市のレジ袋削減推進活動 … 経過と特徴
  1.たまごみ会議の取り組み
   A.レジ袋辞退率調査
   B.レジ袋削減に関する店長へのアンケート調査
   C.キャンペーン
    ◆ 豆パンフの配布とBGM
    ◆ 小学生のボランティアを募集
    ◆ 市長も参加してマイクで呼びかけ
   D.広報活動
   E.スーパーとの対話集会
  2.多摩市環境部の取組み
    ◆ キャンペーン用「のぼり旗」を作りました
    ◆ 市のリサイクル情報紙で「ノーレジ袋キャンペーン」を紹介
    ◆ 路線バス内での車内放送、FM多摩でスポットCM
    ◆ 市長名で236店舗に削減協力依頼送付とアンケート調査
    ◆ 市民団体との協業の利点
  3.まとめ
W マイバッグ運動の歩み ・・・・・ 武蔵野市
  1.マイバッグキャンペーン部会発足
  2.埼玉県北本市に学ぶ
  3.実態調査
   (1) レジ袋について
   (2) 買い物袋について
   (3) 買物袋持参の対応について
   (4) 今後店内表示など協力いただけますか
  4.古傘の布を使ってマイバッグ作り
  5.店頭キャンペーン
    ◆ いなげや西久保店
    ◆ ファミリーマート
    ◆ パークタウン商店会
  6.ごみを減らそう市民行動委員会に参加
  7.商店会連合会50周年記念行事
  8.まつりの中に1円運動
  9.家庭ごみ有料化とレジ袋
X 日野市におけるレジ袋削減への取り組み
  1.「日野市ごみゼロプラン」が起点
  2.推進母体は「日野市ごみ減量推進市民会議」
  3.アンケート調査の実施
  4.マイバッグ運動の実施
   (1) 事業者・市民との協力体制作り
   (2) マイバッグデーのキャンペーン
   (3) 出口調査
   (4) 実施体制
  5.マイバッグ運動の成果と課題
    ◆ 1年経っても市民の行動にあまり変化が見られない
    ◆ マイバッグ意識はかなり浸透している
  6.今後の取り組み
    ◆ レジ袋無料配布中止への道筋をつける
    ◆ 中止できない理由と実現への条件
    ◆ 具体策
Y 参考資料[杉並区マイバッグ等持参率の推移]
Z 活動は『東京・レジ袋削減実行委員会』へ
マイバッグ運動を基点にレジ袋の無料配布の中止、すなわちレジ袋の有償化・レジ袋の商品化の実現に向け活動を続けいます。

  A4版 32ページ 定価 500円/送料82円

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