宇井純が語る 環境と市民自治

「公害原論」から30年…環境の時代は来るのか
 

☆ 東京大学での自主講座…「公害原論」
  「公害原論」から30年というテーマで、会場にも懐かしい当時の仲間の顔もボツポツ見えます。しかし考えてみると、30年間よくまあ生き延びてきたものよというか、転がってきたものよと言う感じも致します。
  初めの15年間、「公害原論」は自主講座ということで、東京大学で、夜間講座としてずっと続けて参りました。
なにぶんにも会場がただです。東京大学を勝手に占拠使っていますし、電話も事務室もだだです。
このような恵まれた条件もありまして、聴衆の中から、常時何十人かの実行委員が集まってきて準備をし、それから、日本全国の公害の現場へ行って被害者と一緒に運動をするということが、日常的に行われてきたものですから、確かに15年間公害運動の一つの拠点になっていたことは事実です。

概 要 紹 介

☆ 1986年沖縄大学に

☆ 米軍基地と公共事業

☆ 土地改良事業で赤土が流出

☆ 赤土のアルミニウムイオンの毒がサンゴを

☆ 流失した養分がオニヒトデを大量発生させた

☆ 豚の糞尿も養分の一つ

☆ 役人天下

☆ 「UNEPグローバル500賞」受賞

☆ 再び東京へ

☆ 鹿児島から大阪まで車で各地をたどった

☆ 市民運動の盛んな土地は活力がある

☆ 公害が拡散して地球規模の環境問題へ

☆ 善意のODAの問題

☆ 日本の教育と大学の問題


☆ 渡辺さんの遺稿
  ・リサイクルという名の紙の氾濫
  ・資源輸入とごみの集積
  ・仕組まれた大量消費 欲望を刺激し続ける社会


  A4版 38ページ  頒布価格 500円 送料 82円
  


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