見学会レポート・三菱電機 東浜リサイクルセンター
最終更新日 2001年 9月 8日
2001年4月より施行された家電リサイクル法
家電リサイクルの全国体制
東浜リサイクルセンターの紹介
指定引取場所から大型トラックで到着
冷蔵庫・エアコンの資源化工程
断熱材フロン回収工程
冷蔵庫は密閉された部屋に設備された破砕機とロッドチューブミルにより破砕され、発泡ウレタンとその他の物とが風力選別機により分けられます。この破砕工程でもフロンが発生しますが、部屋が密閉されているので外部には漏れません。発泡ウレタンはウレタン破砕機で粉々に砕かれ、ウレタン圧縮機で圧縮されます。これによって発泡したウレタンの小さな泡の中に含まれていたフロンが絞り出されます。フロンは活性炭チャンバーに送られ活性炭に吸着されます。 十分フロンを吸着した活性炭にはスチームが送られ、高温の水と共に活性炭から放出させ、冷却され沸点の差を利用してフロンが回収されます。 ウレタンはウレタン単体として回収されます。断熱材以外はHEART(High Efficient Applicable Recycle Technology)システムに送られ他の家電と共に素材ごとに選別されます。
冷蔵庫断熱材のフロン回収システム
テレビ・洗濯機の資源化工程
破砕・選別工程(HEART)の説明
(1)破砕手分解の終了したテレビ、洗濯機、エアコンは破砕機に投入され小さく破砕されます。小さく破砕すると後の選別の精度が良くなるが、破砕機の処理が遅くなるのでこの兼ね合いがノウハウとのこと。 (2)風力選別 冷蔵庫の破砕品を加えて埃を吹き飛ばし、集塵機で集める。 (3)磁力選別 磁力を使って鉄を取り除きます。 (4)分級装置(トロンメル) 破砕された物を大きさ別に分けます。大きさ別に最適な選別方法と選別の順番を変えて選別精度を向上させています。 (5)比重選別機 (6)渦電流(うずでんりゅう)選別機 交流磁界の中で金属に渦電流を発生させ、この電流と磁界の相互作用を利用して金属を透磁率・電気伝導率の差を利用して種類別に、かつ絶縁物のプラスチックを選別します。
プラスチック残さ リサイクル技術
考 察
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