『ビジョン座』 栃木県・氏家町へ
2002年 4月

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  栃木県・氏家町の『台所から町づくりを考える会』のお招きで、ホームグランドの東京を離れて
チョット遠出をしました。
  絵本『 いのちのまちをつくる ・・・ ゴミのへらしかた』を読まれ、ホームページのごみかん環境劇団 『ビジョン座』 デビュー公演をご覧になってのお招きでした。
座員は 氏家町ってどこにあるの!、どうやっていくの! などとしばし地理の知識の無さを披露した後に、行ってみよう!となりました。
 3月16日大宮駅の宇都宮線のホームに集まり、快速「ラビット」に乗り1時間弱で宇都宮、名物の餃子でお昼をと「餃子ライス」を注文、量が多すぎる ......生ごみになるから残してはダメとお腹に詰め込み、氏家町の公民館に到着。

  筋書きはデビュー講演と同じですが、多くの部分でバージョンアップされています。

  小学校の中高学年対象ということで、もう少し突っ込んだ説明を取り入れ、登場人物と小道具を変えましたが、粗筋は以下の通りです

キャスト
★ビジョンさん(司会進行)   ★タヌキ
★バンブー博士  ★環境に優しい魔女

☆ 第 1 部

【1】氏家町のごみ
  さまざまなごみが混ぜこぜに入った袋を各チームに渡し、氏家町のごみ・資源の分別方式に
従って分けてもらう。(会場の子ども参加)
それを「台所から町づくりを考える会」の皆さんがチェック、間違っているものを正しく分別する。

 

【2】ごみと環境
  便利な生活のために捨てられるたくさんのごみが、人や動物達の命を脅かすほどになって
います。


鬼怒川の流域に棲む“タヌキ”
“ この頃体調が悪く ”って、と登場

ビジョンさんとのやりとりの中で、それがごみ焼却や埋め立てによる、
環境汚染のせいらしいとわかる。
ダイオキシンや食物連鎖によって濃縮されるメカニズムを説明。

 

  自然の営みの中で生き物はどの様にして暮らしてきたのでしょうか。
目指しているリサイクルを中心とした循環型社会で“人や生き物の命”は守られるのでしょうか。


竹とんぼ大学の“バンブー博士”登場

イラスト図を使って、自然循環についてやさしく解説。
人間の作り出した物質がその連鎖の輪に入らないこと、
ごみが自然界の循環といのちを
脅かしていることを伝える。
また、リサイクルも環境に負荷を与えると説明。


地球誕生が46億年前、命の誕生は35億年前
この長さを実感させるために
1億年を1メートルとして50メートルの巻き尺
に命の歴史の主な出来事を描く
人間が登場したのはたった5ミリメートル前
今のような生活をはじめたのは
髪の毛よりも細い線にしかならない

 

☆ 第 2 部

【1】本当の解決策は?
  よわい600才を自称する“環境に優しい魔女”が地球に優しいグッズを一杯に詰め込んだ鞄を肩に、バンブー博士からプレゼントされた竹箒に乗って登場。
 最初のシーンでに分別したごみの中から、今は焼却や埋め立てに回されているがシステムを
整備すれば再資源化できる物、無くてもよい物、再利用できる物、使い捨てではない方法に変え
られる物などを取り出していく。
すると、本当のゴミはわずかになってしまう。

環境に優しい魔女養成所で
講師をしている魔女
 “環境に良いことをしておるかな”
と参加者に迫る

【2】いのちのまち
  ドイツで出会った『いのちのまち』2000年8月、ごみかんの運営委員が訪ねた、ドイツの町と人々のごみを出さない暮しをスライドで紹介。

使用したスライドと説明は写真集 ミレニアムのドイツから を参照されたい。

 

☆ 台所から町づくりを考える会の方々とのミーティング

  終了後、『台所から町づくりを考える会』の皆様と用意していただいた手作りのお菓子を食べながら1時間ほどミーティング。
地域に根ざしたごみや環境問題への取り組みの様子を伺ったり、ごみかんの活動を紹介し楽しい一時を過ごした。
 “ 私たちもビジョン座の演目を参考に子どもたちへのアプローチをしたい ”との抱負を述べられた。
栃木県のビジョン座が出来るのは大変嬉しい。

溌剌としたお母さん達のこと“ 美女ン座 ”かな!


 ごみや環境教育・自然体験を計画している教育機関・諸団体の皆様、目的や対象者に応じた
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