環境学習部会 吉崎 洋子
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☆ グットタイミング♪
あきる野青年会議所(JC)・社会開発委員会委員長のAさんがごみかんの事務所を訪ねて来られたのは、4月始めのことでした。夏休みに親子を対象として環境をテーマにした事業をしたいので、企画も含めて協力を、との依頼でした。
ちょうど部会では、環境学習のプログラム作りをめざして調査・学習そして論議を重ねていた時期で、ホームページ上に小中学生コーナーを開設しようと準備を進めていました。
@ どうしてリサイクルやごみの分別回収では、根本的な解決策にならないのか … などを、楽しく学べて、その日から1つ2つでも行動に移せるような講座にしてほしいとのことでした。
具体的な対象のないまま漠としたもどかしさの中にいたわたしたちにとって、これはこの上ないタイミングで、部会の企画会議は一回目から、さまざまなアイデアが飛び交って大いに盛り上がったのでした。
☆「環境ビジョン座」旗揚げ!
小学校の低学年対象ということで、動きのあるステージにし、子供たちが参加する場面を設けるなど参加者と交流しつつ進行するスタイルでいこうと決まり、大まかな流れを作った上で個々の場面の内容を詰め、最終的には約2時間のシナリオを完成させました。読み合わせ、立ち稽古、台詞を暗記しての当日の舞台稽古、そしていよいよ『環境劇団 ビジョン座』のデビュー公演となりました。 粗筋は以下の通りです。
☆ 第 1 部
【1】あきる野市のごみ生活の中から出るさまざまなごみが混ぜこぜに入った袋を各チームに渡し、あきる野市のごみ・資源の分別方式に従って分けてもらう。 (会場の子ども3チーム参加) それをJCの「ごみチェック隊」がチェック、間違っているものを正しく分別する。 その後、各品目について、収集された後の行方について報告。
【2】ごみと環境
☆ 第 2 部
【1】本当の解決策は?ゴミゼロお母さん登場。最初に分別したごみの中から、今は焼却や埋め立てに回されているが再資源化できる物、無くてもよい物、再利用できる物、使い捨てではない方法に変えられる物などを取り出していく。すると、本当のゴミはわずかになってしまう。
続いて会場から、ごみを出さないために実践していることやアイデアを出してもらう。
【2】いのちのまち
使用したスライドと説明は写真集 ミレニアムのドイツから を参照されたい。
☆ 今後の活動 企画を立ちあげてから約4ヶ月、ごみかんの日頃の活動を土台にした一つの形を描くことができたのではないかと思います。そしてこれを足掛かりにして『いのちと自然循環からごみを考える』ことをテーマに、自然の保全とごみ問題をわけないで考える環境学習のプログラム作りへと発展させていきたいと思っています。
☆ 着信履歴は語る この4ヶ月の私の携帯電話の着信をたどると、いかに頻繁に主催者側と連絡を取りながら進めてきたかよくわかります。3回の顔を合わせての打ち合わせをはじめ、メールやFAX、郵送であきる野の資料を送ってもらったり、互いの企画書を再三送り合ったり。JCの担当者は市役所や一部事務組合に足を運んで調査し、本番にも登場しました。私たち以上に多くの会議を持ち、わたしたちの訴えたいことをよく理解して一緒にこのイベントを作り上げたのです。こういった意味でも今回の公演はおおきな収穫だったと言えるのではないでしょうか。
ごみや環境教育・自然体験を計画している教育機関・諸団体の皆様、目的や対象者に応じたプログラムの企画や実施までのお手伝いをします。
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