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1.背景
学校はJR駅周辺の市街地と住宅地の接点の部分にあり、各学年4クラス編成の比較的大きい規模です。4年生は120数人で4クラスに分かれています。総合的学習の時間が出来たので2年前から従来の劇を中心とした“学芸会”から『学習発表会』と名前を変えて行われていました。発表はクラスごとでなく学年単位で行うので、4人の先生の合意と120人の子供達の息が合わなくては上手くできません。
担任の先生の1人がごみや環境問題を勉強され、ごみ・環境ビジョン21発行の絵本“いのちのまちをつくる…ゴミのへらしかた”を読みこのコンセプトにした学習を組み立て、発表したいとの構想を作りました。
2.お手伝いしたこと
最初のメールは“ごみかん環境劇団 『ビジョン座』 デビュー公演 ”のシナリオが欲しいとのことでした。この講演は大まかな筋書きはあるのですが、出演者が自分にあった台詞を作り演じ、かつ会場の反応を見ながら変えていく方法を採用していたので参考になりませんでした。毎日1往復のメールで打ち合わせを進めましたが、時間が掛かることが分かりました。 先生からの要請で4クラスの子供達全員と4人の担任の先生に集まっていただき、絵本に書かれているコンセプトをお話しすることにしました。校長先生も一緒に聞いて頂きました。
☆ 使用したレジュメ
3.発表会で演じられた“ぼくたちからのメッセージ”
4.確かな手応え
(1)子供達の訴求力と影響力今回の学習発表は第1日目は子供達、2日目が保護者や招待者が観客であった。4年生が演じた“僕たちのメッセージ”は 1,500人以上に届いたのである。劇が終わって父兄の席からの拍手と誉め言葉が一段と大きかった。 この日以来、職員室で“この紙の裏が使えるね”、“紙コップを使うのはよそう”等の声が上がっているとのこと。 学区内の多くの家庭でも確実に何かが起こり始めているように思える。子供達の訴求力の大きさと、学習を通したメッセージ伝達力を改めて感じた。
(2)子供達の理解力 環境学習部会
ごみや環境教育・自然体験を計画している教育機関・諸団体の皆様、目的や対象者に応じたプログラムの企画や実施までのお手伝いをします。
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