2009年7月開催 ごみかんの市民ごみ大学セミナー  講演録

  「これからの資源循環を展望する」
再生資源のグローバル化と価格変動を踏まえて

2009年7月4日(土)開催


  昨年の秋に始まった経済危機により、世界同時不況の深刻な影響が各所に出ました。 日本国内の資源リサイクルも例外ではなく、再生資源価格が暴落し、古紙ではピーク時の1/ 2から1/ 3という回収コスト割れの状況となり、回収した資源物が問屋に溢れました。
 このままではごみ化も懸念されると、年度末には回収業界の緊急記者会見も行われています。少し前までは資源価格の高騰によって、ペットボトルは海外へと流れ、国内リサイクル事業者が大打撃を受けてインフラの崩壊が危惧されていました。
 びん、缶、ペットボトル、古紙、古布…循環してこその資源ですが、地域の集団回収や行政の資源回収への影響は? 時代の波に翻弄される資源循環は、いまどうなっているのでしょうか。
 今回の市民ごみ大学セミナーは、国、回収事業者、自治体の担当者をお呼びし、再生資源のリサイクルの現状や課題、今後の展望について伺うとともに、これからの資源循環はどうあるべきかについて考えます。


講師

◆ 「容器包装リサイクル制度の現状と課題」
  環境省廃棄物・リサイクル対策部リサイクル推進室長
  上田 康治 さん

◆ 「資源リサイクルの現状と今後の課題」
  日本再生資源事業協同組合連合会理事長  
  紺野 武郎 さん

◆ 「小平市の清掃事業の概要」
  小平市ごみ減量対策課課長
  西稔 典昭 さん

◇ 質疑応答 (司会:ごみ・環境ビジョン21 江川美穂子)

全41ページ、A4判